イタリア(ピサ)
博士課程奮闘記
日々のログdomenica

ログを取りながら作業した方が、なんかやる気が湧いてくるので、しばらくこういう形でログを取っていく。
せり 2024.10.14
誰でも

6:30-7:35イタリア語リスニング&スピーキング

7:45- 8:30 朝食 ソドミー文献を読む

朝食食べながらL'offizio sopra l'onesta というタイトルの研究書を読む

朝食は毎日、住んでいる寮の寮母さんみたいな人がどこからかデカい袋を担いで持ってくる。サンタクロースみたいに。中身はパン。コーヒー等、飲み物も汲んでくれる。筆者はいつもカプチーノを頼む。ちなみに、イタリアではカプチーノを昼以降に飲んではいけない。もしカフェやbarで午後にカプチーノを頼んだら店員に鼻で笑われる。

朝食中に学部2年生のフランチェスコが話しかけてくる。彼はローマ出身で、顔はウクライナのゼレンスキーを彷彿とさせる。やはりガチガチのイタリア語だけで会話していると、たまに相手が話すの早すぎて付いていけなくなる。瞬発力をつけたい。

寮には100人くらい収容されているが、そのうちの99.9%はイタリア人であり、アジア人は筆者一人であると思われる。たまにこいつ誰だ…みたいな目線で見られる。

9:30-12:20 家の近くのカフェでソドミー文献の続きを読む エスプレッソを頼む1.5ユーロ

ソドミーとは男色のことであり、同性間での性行為を意味する。博論のテーマの候補の一つ。来週はソドミーに関する史料調査をフィレンツェで行いたい。

12:40- キャンパスで昼食 食堂は朝昼晩は無料で食べれる

昼食はトマトのパスタ、グリーンピースの煮たやつ、鳥、葉っぱとヨーグルト

キャンパスの前の広場piazza dei cavalieriで古本市場が開かれていることに気づく そこでウンベルト•エーコの『論文作法』Umberto Eco、Come si fa una tesi di laureaという本を購入する。

14:00-16:00 フランスのミュルーズにいる江川氏と電話。数々の名言を授かる。人生は結局等価交換という結論に至る。両手が空っぽではないと目の前のドアの鍵を受け取れないというような歌詞がBump of Chickenの歌にあるらしい。

16:15-17:10 ウンベルト・エーコの本を読む。その後、汚い川辺を散歩する。

17:30-18:40 イタリア語ライティングの演習 300wordくらい書いてみる 下手すぎてあかん。

18:40-ランニング 汚い川の周りを走る

19:30 食堂で夜ご飯 お風呂

20:40-21:40 軍事史に関する文献読解 

イタリアに来てから22時くらいに眠くなる。そして4時に起きるという状態が続いている。これはこれで早寝早起きでいいと思われる。

21::40 ゼミの時間をチェック。そもそも履修登録の仕方がわからない。先生の気まぐれでゼミの開始時期や時間がよく変わるらしい。これは本当にイタリアクオリティー。

無料で「限界人文博士学徒の日々のログと雑念」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
イタリア留学体験記(後半) 「イタリア人らしさ」とは何か?
誰でも
イタリア留学体験記(前半) イタリア博士課程合格体験記
誰でも
ナポリを見たら、死ぬかもしれない ナポリ史料調査滞在記 連載第②回目
誰でも
ナポリを見たら、死ぬかもしれない ナポリ史料調査滞在記 連載第①回...
誰でも
大学院へ行くことを検討したことがある人たちへ  それから過去の自分へ...
読者限定
軍隊式エリート育成機関 Scuola Normale Superio...
読者限定
10/24 giovedi 史料調査
誰でも
10/18 venerdì